士林の芝山岩付近、陽明山の入り口あたりに位置する芝玉路では、レンガ造りの古民家が見られます。曹家古厝群と呼ばれ、清の時代に中国の漳州からやってきた曹氏が居住していたエリアです。
燕尾型の屋根は中国建築の特徴でもありますが、ここまで反り上がっているのは珍しいと思います。
200年近い歴史があり古蹟に指定されてもいい建物なのに、まだ現役で人が暮らしているというのもすごい。
芝玉路は平家が多く、住宅間の間の路地も狭いです。
ちょっと路地に入ると薄暗くしっとりした生活空間。すぐ近くにコンビニやスーパーもなく、閑静な住宅街です。
こちらは芝玉路の別の建物。占いか何かしてもらえるところみたいですが、レンガの壁がきれいに残っていてここだけ異世界のよう。
芝玉路は抜け道として通ることが多いのですが、道が狭く対向車とすれ違うのがちょっと面倒。夏は両サイドの住宅から茂った草木がはみ出ていることもあり、右に寄ると擦ってしまうこともあります。
曹家古厝群
- 住所
- 台北市士林區芝玉路14-22號