前から気になっていた坂を上ってみることにしました。台北市内の仰德大道一段にある階段坂です。
上の方には廟があるらしい。
両サイドにある家屋を眺めながらひたすら上っていきます。階段は段差も幅も均一でないので転ばないように気をつけないと危ないです。
しばらく上ってから振り返ると結構な高さまで来ていて、ここでようやく高い所に来ると嫌な感じにお尻がむず痒くなる体質だったことを思い出しました。
階段は不揃いだし、ここまで誰ともすれ違わないし、さっき「蛇が出ます」みたいな注意書きを見かけたし、高くてお尻はムズムズだし、いろんな要素が絡み合い怖くなってきました。
がここで引き返すと何かに負けた気がするので引き続き上っていきます。
負けん気はこんなどうでもいいところで発揮すべきではないと思いつつ、この赤い扉がかわいいなとか
ここは誰か住んでるのかな、と一生懸命別のことを考えながら進みます。
やっと無極紫天宮という廟に到着。下からここまで多分2、3分ぐらい。
ぼんやりしてると階段を踏み外しそうで緊張します。
もうここまで来ると脇にある紙銭を焼く金炉も怖い。
「道」の前の文字がなくなっているのも怖い。
怖いですが廟をモチーフにした牌楼みたいなのがちょっと面白い。
廟から上は階段が古いままで危ないし、墓地がある予感がするのでここでやっと降りようと決めました。後から調べたら、この無極紫天宮は霊媒を育成する廟でもあるそうです。
上りでは気づきませんでしたが、微妙な位置にあるドア。
下まで降りたら少しホッとしました。途中までですが気になる坂が上れたので満足です。