台湾住宅の窓

築年数の古い台湾のアパートやマンションには、鐵窗と呼ばれる窓格子があります。防犯目的で設置されているものですが、ベランダにも設置されているのでお洗濯物を干すには少々不便。格子のタイプによっては風通しや日当たりが悪くなります。

なので公有地でもお構いなくお布団を干したくなる気持ちがよくわかります。

関係ないけど電柱も活用してお洗濯物を干してます。

50〜70年代頃は職人が作るデザイン性の高い鐵窗が流行り、中には世界でただ一つのオリジナルのものもあるそうです。職人による鐵窗は鐵窗花、鐵花窗とも呼ばれていて、家屋解体の際に買い取られ、高値で売買されることもあるのだとか。鐵窗花を紹介する書籍も出ていてファンは多いようです。

オリジナルデザインではないと思いますが、中国建築風のもあります。

花模様がレトロチック。

大人が通れなさそうなサイズの窓でも律儀に格子をつけています。

安全ピンみたいでかわいいです。室内に光が差し込むとどういう影ができるんだろう。

たいへんよくできましたスタンプみたいな鐵窗。

台湾の住宅街を歩く時は窓にも注目してみると面白い発見があるかもしれないです。